【感想】喫茶ステラと死神の蝶 〜四季ナツメとはどうやったら現実に会えるのか〜

 

 

 今回はゆずソフト様が発売されている今回は喫茶ステラと死神の蝶の感想です

 

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 エロゲ自体にまだまだ慣れていないものでやっぱりゆずソフトさんの作品をやっておくのがベストかな、との判断で購入させていただきました

 

 あまりエロゲの中での定義について造詣が深いわけではないのですが、自分は本作は「キャラゲー」といったジャンルに属していると捉えています。 

 

 実際プレイしていても

「キャラクターとの恋愛が根底にあって、メイン。シナリオはそれを肉付けしている」

といった印象。

 

 完全にナツメ目当てでの購入でしたが、これがホントに正解でした。ナツメがただただ可愛いかった。キャラの属性としてはクーデレでしょうか、ただ思ったよりデレの破壊力がすさまじい。このデレにR18要素というべきか、エッチな誘惑みたいなのまで内包されてるせいで並のテレビアニメキャラを喰っちまってます。悔しかったらアニメキャラもTVでナツメさんみたいにおっぱいをだせおっぱい。それが出来ない時点でナツメさんと同じ土俵には立てねーよーだ。

 

 そしてプレイした√の順番は、

ナツメ涼音栞那愛衣

 特に√の順番については気をつけるべき点はなさそうなので、お好みで大丈夫だと思います。特にシナリオ上のネタバレとかで気をつける必要はないですね。

 

 僕は共通√の時点でナツメに恋をしていたので問答無用でナツメを選びました。最後に好きなキャラを残すタイプなんですけど今回ばかりは我慢出来なかった。大人しく性欲に従いました。

 正直プレイ後はナツメに対してガチ恋に近い感情を抱いてしまった自分自身にちょっと引いてるレベルでした。

「ナツメとは現実には恋愛できない」

という事実が森羅万象あらゆる出来事よりも残酷な真実であるということをここに報告させて欲しい。僕はプレイ後3日間はこの事実を受け入れられなかった。その姿はまるでCLANNAD絶望期の岡崎智也。彼が「渚…渚…」と受け入れられない現実の中でもがき苦しむように、「ナツメ…ナツメ…」と戯言を呟き続ける3日間。 このゲームは危険です。

 青春時代をいわゆる「青春」で埋められていなかった人には劇薬。つまり僕には劇薬でした。未プレイの民は覚悟をしてから購入しましょう。ホントに気をつけてねホントに、結構心にくるから。

 

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 さて、こんだけ言っているように1番好きだったのはもちろんナツメ√。改めて感じたのが、キャラゲーが面白いか面白くないかの評価ってのは

「キャラクターの魅力」という部分に大分依存するってことです。

 

 シナリオとしてナツメ√が面白かったかは置いといて、とにかくナツメが可愛いかった。それでプレイしてる側としての満足度は充分なんですよ。とにかく可愛いかった。キャラゲーとしてはこれが正解なんだろうなと。

これでいいのだ、あこれでいいのだ、とバカボンのパパもおっしゃっていました。

 

中身がどうのとか起承転結がどうのとか知らん‼︎

 

ナツメが可愛い‼︎以上。

 

これでいいんですよキャラゲーはだってそこに四季ナツメがいてくれるから。そりゃキャラゲーなんてキャラクターが中心にいるんからキャラゲーなんだろって言われたらそれまでですが、今作品は自分が思っていたよりも数倍キャラゲーでした。シナリオとかもはや存在しなかった(ありました)。もはやナツメとイチャイチャしてたことしか記憶にない。ゲームのジャンルが違うとこんなにも別物になるんだなとしみじみと感じました。

 

 そしてシナリオもキャラクターありきに作られているので、

「キャラクターの魅力を引き出す」

という点を最優先で作られているように感じました。

これは「シナリオを固めてその中でキャラクターの魅力を引き出す」というのとは明確に違います。

 

 前者は極端に言ってしまうならキャラが主役なので、そちらを優先してシナリオなんてぐにゃぐちゃ動かせます。もちろん最低限の辻褄合わせは必要ですが、「キャラの可愛さが全てや」って方向でいくらでも出来る。これはもちろん決してネガティブな意味では決してなくて。軸になっているのがキャラの魅力であるということです。

 

 それと比較すると後者は軸がシナリオにあるのでキャラの魅力のためにシナリオを動かしたりはしない。それもあってやっぱりシナリオゲーは起承転結がキレイに描かれているし、比重がシナリオに置かれているのもあってやっぱり重厚な作りになってる。なんか真面目なこと言おうとしてるけど伝えるの下手でごめんね。キャラゲーはキャラ可愛いよねって、要約するとそんな感じ。

 

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 そんなことはゲームがジャンル分けされている時点で分かっていたつもりだったけど本作をプレイしてみて改めて痛感しました。エロゲーの評価だったり趣味趣向は、ここをどう評価するかで大分分かれるんだろうなって。だからこそ、キャラゲーシナリオ自体の質を単純に比較すると、どうしてもシナリオゲーに劣る部分は出てくるとは思います。これは本作をプレイしていても正直少しだけ感じました。ただ、キャラゲーはそれを補って余りあるほどにキャラが可愛い。もうホントに可愛い。可愛いんだこれが。可愛い。可愛い。食べちゃいたい。可愛い。可愛い。可愛い。食べたい。可愛い。可愛い。

 

 しかも栞那√に関しては正直途中からよく分かってなかったです。理解は出来たけどそれでも「うーん?」って展開もあった気がする。ただ結局「とりあえず可愛いからいいか」ってところに落ち着きました。なんかハッピーエンドで平和に終わったからいいかなって。ハッピーエンドからいいや、ハッピーエンド最高‼︎、ハッピーしか勝たん‼︎って感じでした。もしガンジーが今も生きてたらこのゲームを肯定してくれると思う、マザーテレサも。マザーテレサはエロゲやるんだろうか?ガンジーは絶対やると思う

 

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 だから栞那√に詳しい方とかいたら、いろいろ僕に教えてほしい。まあぶっちゃけ僕以外にも分かってないけど可愛いからいいかって人いると思う。てかオメーらも分かってないままプレイしてるだろ絶対。世界はそんな人たちのおかげで今もやっていけてます。ありがとう世界。ありがとうゆずソフト。ありがとう喫茶ステラと死神の蝶

 

 あと本作では主人公の父親とかも出てきて、家族方面の話にもちょっと広がるんですが、シナリオって側面で1番楽しめたのはこの部分かもしれないですね。なんなら栞那√の父親と母親の過去の話が本作の中で1番素敵だった。ただただイイハナシダナーってなったので。だからこそその過去話を経てハートフルな気持ちになった後のエロシーンは全く入ってこなかった。栞那ごめん流石にインターバルを設けて欲しい。決して栞桜が嫌いとかではないけど、あの感情を抱えたままでエロシーンは迎えられない。

 

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(c)YUZUSOFT/JUNOS INC.

 

 いろいろ書きましたが全体的にみんな可愛くてとても楽しめたってのが言いたいことですかね。なんかまとめに書きたいこととかあった気がするけど忘れたのでよしとします。リドルジョーカーとか他のゆず作品もいずれプレイするつもりなので、その時にまた会いましょう